「報道統制」が恥晒しと気づかない厚労省

クラブ非加盟社を排除し、ワクチン“過激派”封じ

2024年10月15日号

「国民が主役。しっかり伝え、ともに考えます」　厚生労働省が掲げる、広報の基本方針だ。だが、厚労省が考える「国民」とは「厚労省が選んだ国民」なのかもしれない。まったく舐められたものである。　10月1日。石破茂新内閣が発足し、福岡資麿参院議員が厚労相に就いた。通例であれば、新大臣の就任翌日には厚労省内でお披露目の会見が開かれる。これまで就任会見には、厚労省に所属する「記者クラブ」だけでなく、本誌や医療系のウェブメディアなどを含むクラブ非加盟の報道機関も毎回参加。社会保障や医薬品にまつわる政策について、自由に大臣の見解を問うことができた。　だが、厚労省の大臣官房総務課広報室は、就任会見への参加を申し込んだ本誌に対し、クラブ加盟社以外の参加は「認められない」と拒絶。ほかのクラブ非加盟社にも同様の対応をし、就任... 「国民が主役。しっかり伝え、ともに考えます」　厚生労働省が掲げる、広報の基本方針だ。だが、厚労省が考える「国民」とは「厚労省が選んだ国民」なのかもしれない。まったく舐められたものである。　10月1日。石破茂新内閣が発足し、福岡資麿参院議員が厚労相に就いた。通例であれば、新大臣の就任翌日には厚労省内でお披露目の会見が開かれる。これまで就任会見には、厚労省に所属する「記者クラブ」だけでなく、本誌や医療系のウェブメディアなどを含むクラブ非加盟の報道機関も毎回参加。社会保障や医薬品にまつわる政策について、自由に大臣の見解を問うことができた。　だが、厚労省の大臣官房総務課広報室は、就任会見への参加を申し込んだ本誌に対し、クラブ加盟社以外の参加は「認められない」と拒絶。ほかのクラブ非加盟社にも同様の対応をし、就任会見

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